LPガスの基礎知識

LPガスってどんなガス?

LPガス(LPG)とは、Liquefied  Petroleum  Gasの頭文字をとった液化石油ガスの略称です。

LPガスは常温常圧下では気体ですが、常温下2〜7気圧程度の低い圧力を加えたり冷却することによって簡単に液体になる性質があります。
液体になると、体積は気体の時の250分の1になります。輸入したり、ご家庭にお届けしたりする時には、液体にして効率よく運んでいる、というわけです。
現在国内で利用されているLPガスは、約4分の3を海外から輸入し、約4分の1を国内で生産しています。輸入LPガスは、サウジアラビアをはじめとした中東地域やその他の地域において、天然ガスや原油に随伴して生産されます。また、国産LPガスは国内で原油を精製して製品化されています。

LPガスは高カロリー

LPガスは、体積あたりの総発熱量が都市ガスに比べると約2.2倍と非常に高カロリーです。環境によいことと併せハイパワーで高品質なガス体エネルギーなのです。

LPガスは空気より重い

気体のLPガスは空気より重く、空気の1.5〜2倍の重さになっています。そのため、家庭などでLPガスが漏れた時は、床面をはうように広がり、低い場所にたまる性質があります。いっぽう、都市ガスは空気より軽く、漏れた場合は、天井の方へたまっていく性質があります。

LPガスのにおい

LPガスは本来においがありません。しかし、ガスが漏れた時にすぐに気づくように、タマネギの腐ったようなにおいをつけています。このにおいの成分は、ガスが燃焼すると無臭になるので、LPガスが正しく使われている限りはにおうことはありません。

LPガス